旧暦の正月は何をする? 沖縄の「旧正月」にまつわるあれこれ

晴れやかな気持ちで新年の到来を祝うお正月。沖縄では、新暦の1月1日にお正月を祝う家庭が多くなりましたが、旧暦1月1日の「旧正月」も年中行事の一つとして大切な日となっています。

お正月の仏壇にはお供えが並びます

沖縄には、現在でも旧正月をメインに祝う風習が残っている地域があり、その様子は沖縄の冬の風物詩としておなじみ。ちなみに、2022年は2月1日(火)が旧暦の1月1日にあたります。

今回は知っているようで知らない、沖縄の旧正月にまつわるあれこれについて紹介します。

【参考記事】
沖縄は3回お正月がある!?  正月に食べたい沖縄料理・レシピをご紹介

沖縄にはなぜ旧暦の文化が残っている? 新暦のお正月が広まったきっかけは?

沖縄では琉球王国の時代から、農作物の収穫や漁獲の周期とも関連がある旧暦で生活していました。沖縄の年中行事や地域に伝わる祭祀のほとんどは、現在でも旧暦に沿って行われています。

もともと旧暦の正月を祝っていた沖縄で、新暦の正月が定着するきっかけの一つとなったのが、日本復帰前に展開された「新生活運動」です。琉球政府は1956年、日常生活を見直して豊かな生活を築くことを目的に「新生活運動推進協議会」を設置。その一環で、お正月を新暦で祝う「新正月一本化運動」に取り組みました。

北谷村役場前に掲げられた 「正月は新正月で」の横断幕(1963年撮影)沖縄県公文書館所蔵

その後、新生活運動を推進する指導者育成講習会を各地で開催。新生活運動を普及する宣伝カーの巡回、新正月のしおりやポスターの配布などもあり、新生活運動が住民に少しずつ浸透していきました。

旧正月に何をする? 沖縄の地域による違い

沖縄では現在でも、神仏への祈願のために新正月・旧正月の両方を行う家庭も多くあります。旧暦の年の瀬には、お正月用の食材やお菓子が並び、新正月ほどではないものの、市場やスーパーは買物客でにぎわいます。そして家庭では、神仏に正月飾りや盃を供えて家族の健康と繁栄を祈願すると共に、ささやかに新年を祝います。

漁業の盛んな地域などでは、潮の満ち引きと密接に関係している旧暦を現在も大切にし、旧正月を祝っています。その代表格が、沖縄本島最南端にある海人(ウミンチュ)のまち・糸満市。漁港では漁船に大漁旗を掲げ、大漁や航海安全を祈願します。浜比嘉島、宮城島、久高島、黒島などでも旧正月を祝う風習が残っています。

大漁や航海安全を祈願して大漁旗が掲げられる

旧正月の主役は「豚肉」!

ラフテー

また、お正月によく食べられる食事として、昔から豚肉食べる風習がありました。同じく縁起物である昆布と一緒に炒め煮した「クーブイリチー」をはじめ、じっくりと煮込んだ「ラフテー」なども好んで食べられていました。

クーブイリチー

この時期に旬を迎える「田芋(ターンム)」は親芋の周りに小芋がたくさんできることから、子孫繁栄をもたらすことを期待してお正月のほか、お盆、沖縄の先祖供養として行われる「清明祭(しーみー)」など祝い事の席でよく使われます。

ターンムの唐揚げ

【レシピをチェック!】
一品で主役級の満足感!琉球料理の代表格「ラフテー」
甘じょっぱい味付けで後を引くおいしさ!「ターンムの唐揚げ」
愛され昆布料理の決定版!『クーブイリチー』。

【参考記事】
沖縄の県民食「ポーク」って何? レシピや沖縄限定メニューまで紹介

旧正月にまつわる“あるある”

最後に、旧正月に関して、県民になじみの深い(?)“あるある”話を紹介します。お世話になった人に贈る年末の贈り物には「お歳暮」というのし紙が付けられると思いますが、1月1日を境にのし紙は「お年賀」に変更されます。沖縄ではなぜか1月の年始回りの贈り物にも「お歳暮」というのしが付けられていることがあります。これは一説によると…「旧正月までは大丈夫!」というローカルルールという説も。

子供たちがお正月と聞いて連想する「お年玉」。こちらも賢い(?)子供たちは新正月と旧正月に“ちゃっかり2回もらう”なんていう強者もいたとか、いないとか…。

参考サイト:おきなわ物語沖縄県公文書館糸満市観光協会

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