オリオンビール企業情報

CEOメッセージ

「沖縄から、人を、場を、世界を、笑顔に。」

村野一

1957年の創業以来、オリオングループは沖縄県民の皆さま、沖縄を愛する皆さまのご支援により今日に至ることができました。

世間では歴史的な感染症の流行により外食産業・観光産業への向かい風が続いていましたが、ビジネスパートナーの皆さまと知恵を絞り、この難局を乗り越えることができました。2022年度の業績はすでに感染症の影響を受け始めた2019年を超え、今、更なる成長に向け様々な挑戦に取組み始めております。

創業65周年の節目である2022年には、沖縄県内で発見したビール酵母「沖縄酵母OB-001」を活用した「オリオン ザ・プレミアム」を発売いたしました。ビール酵母をゼロから探し出すという非常に挑戦的な試みでしたが、無事に製品化させることができました。急がずに「イマ」を大切にする沖縄の心を感じられるビールとして、多くの方に支持をいただいております。

当社は沖縄で生まれ、沖縄に工場を持つ沖縄の会社です。沖縄は土地・気候・文化において他県とは異なる特長を持ち、その魅力が当社の大きな強みとなっています。

これからもこの強みを大切にし、沖縄と共に成長できる企業となれるよう、当社は「Make Okinawa Famous」をスローガンに掲げております。産官学民の枠を超えて、国内外の沖縄を愛する皆さまと協働して、積極的に沖縄県産素材を活用した製品を展開するなど、県外・海外へ「沖縄ブランド」の発信に努めております。2023年には糸満市に新たな開発・製造拠点も開設いたします。

さらに、オリオンブランドを一層輝かせるべく、2つあるグループホテルの名称を新たにいたします。まずは2023年、これまで那覇の国際通りで48年に渡ってご愛顧いただいたホテルロイヤルオリオンが「オリオンホテル那覇」として生まれ変わります。様々なビールとホテルクオリティのお食事を楽しむことができるビアダイニングの新設など、様々なお客様にビールを楽しんでいただける仕組みを展開してまいります。

また、IPOに向けた準備も着実に進めています。引き続き、組織の透明性を高め、沖縄への貢献と持続可能性をキーワードにESG対応、CSR活動に取組んでまいります。

創業者である具志堅宗精翁は郷土の産業を振興したいという強い想いで当社を立ち上げました。その想いをこれからも継承し、沖縄と共に成長するオリオンビールを築いてまいります。

今後も一層のご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長兼執行役員社長CEO
村野 一