栄養満点で滋味あふれる沖縄の「島野菜」の魅力

年間の平均気温が20℃を越える沖縄では、温暖な気候やミネラル豊富な土壌を生かし、多種多様な野菜が栽培されています。チャンプルー(炒め物)に最適の「ゴーヤー」をはじめ、名前からは想像がつかない「ナーベーラー」「フーチバー」など、これらは「島野菜」と呼ばれ、沖縄料理には欠かせない存在として沖縄県民に親しまれています。

今回は、毎年4月8日の「島野菜の日」にちなみ、おなじみの野菜から、県外ではなかなかお目に掛かれない珍しい野菜まで、おいしくて身体に良い「島野菜」をご紹介します。

沖縄特有の気候と風土に育まれた「島野菜」とは?

色とりどりの島野菜

「島野菜」は、健康長寿県として注目される沖縄において、戦前から導入され伝統的に食されてきた地域固有の野菜で、

・戦前から食されている
・郷土料理に利用されている
・沖縄の気候風土に適合している

の3つの定義があります。2015年にはJAおきなわが島野菜の消費や生産の拡大を目的とし、毎年4月8日を「島野菜の日」に制定しました。まぶしい太陽をたっぷり浴び、豊富な栄養素に恵まれた島野菜は活力ある沖縄の人々のエネルギー源です。長寿の秘訣としても注目を集めています。

人気はもはや全国区!島野菜の代表格「ゴーヤー」

レモンの約1.5倍のビタミンCを含むといわれる「ゴーヤー」/©OCVB

ドラマ「ちゅらさん」(NHK)をはじめ、テレビ番組などをきっかけに一躍注目の存在となった「ゴーヤー」。その歴史は古く、琉球王朝時代から食されてきたと言われています。

現在では沖縄県外でも栽培が盛んになっていて、家庭菜園でも育てやすいことから、全国的にも人気が高く、手に入りやすい島野菜です。

おなじみ「ゴーヤーチャンプルー」は夏バテ防止にぴったり!

「ゴーヤー」には、抗酸化作用を持つビタミンCが豊富で、含まれるビタミンCは加熱しても分解されにくいことから、定番料理の「ゴーヤーチャンプルー」はイチオシの食べ方。

特有の苦みがありますが、この苦みには食欲増進作用があるとされ、夏バテ防止にも最適の食材です。スライスしてサラダに加えたり、ピクルスにしてもおいしく、沖縄では輪切りにして天ぷらにも利用されています。

お酒好きは要チェック!「島らっきょう」

食欲をそそる香りと辛味が特徴の「島らっきょう」/©OCVB

「島らっきょう」は、一般的ならっきょうに比べると小ぶりで、香りが高く、辛味も増しますが、特有の香りと辛味には血液をサラサラにするといわれる「硫化アリル」成分が含まれ、血液中の脂質を下げる働きや、疲労回復効果が期待できます。

沖縄の居酒屋や酒処での定番メニュー「島らっきょうの塩漬け」/©OCVB

沖縄では塩漬けにして食べることが多く、パリパリの食感とピリッとした辛さはおつまみにピッタリ! 晩酌のお供にするとついついお酒が進んでしまうので要注意! 肉類と一緒に炒め物にしたり、天ぷらにするとホクホクの食感が楽しめます。

「島らっきょうの天ぷら」もまたオツな味わい/©OCVB

ぬちぐすい(命の薬)の薬膳島野菜「ハンダマ」

表が緑色、裏が紫色の色合いが美しい「ハンダマ」/©OCVB

色鮮やかな紫色の葉が特徴のキク科の植物で、県外では水前寺菜(すいぜんじな)や金時草(きんじそう)と呼ばれています。ビタミンB2やビタミンAの他、鉄分が豊富で、紫色の葉にはポリフェノールやアントシアニンが含まれています。抗酸化作用もあり、沖縄では古くから「血の葉・不老長寿の葉」といわれ、民間療法薬として使われていました。加熱するとぬめりが出ますので、茹でた物を刻んで和え物や酢の物にすると食べやすく、汁物の具にも適しています。

「ハンダマの酢味噌和え」は特有のぬめりがのどごし滑らか/©OCVB

南国のフルーツも沖縄では立派な野菜!「パパイヤ(野菜パパイヤ)」

沖縄では「パパヤー」の呼び名でおなじみ/©OCVB

「パパイヤ」と聞くと、南国のフルーツをイメージする方が多いと思いますが、沖縄の人々は熟する前のパパイヤを野菜として食します。民家の庭先にパパイヤの木が植えられている光景を沖縄ではよく見掛けますが、オレンジ色に熟した実を付けた木は少ない…それもそのはず! 実が青い状態で収穫してしまうからです。

鮮やかな緑色ですが、しっかり食べ頃!/©OCVB

青々としたパパイヤは、ビタミンAやカリウム、カロテンの他、脂肪やタンパク質を分解する「パパイン酵素」を含む健康野菜。昨今では、ダイエット食材としても注目されています。臭みが少なく大根のような食感のパパイヤは、千切りにしてツナやポークランチョンミートとチャンプルー(炒め物)にすると、おいしくヘルシーに食べられます。

「パパイヤ」はヘルシーでお腹にたまりやすくダイエットに最適/©OCVB

体を洗うだけではもったいない…?「ナーベーラー」とは?

「たわし」をイメージしてしまう「ナーベーラー(へちま)」ですが、沖縄ではおいしく食べます!/©OCVB

「ナーベーラー」は沖縄の方言でヘチマのこと。本土では乾燥させて「たわし」として使うことがほとんどですが、水分量が多く、ビタミンやミネラルを豊富に含んだ沖縄のヘチマは、美容や健康には持ってこいの食材です。

一度味わってほしい「ナーベーラー(へちま)」の味噌煮/©OCVB

沖縄では繊維が少なく食べやすい品種を栽培しており、煮込むことでなめらかな食感とまろやかな甘味が生まれることから、味噌煮(ナーベーラーンブシー)や味噌汁が食堂や一般家庭で人気のメニュー。本土とは大違いの呼び方と使い方に、観光客や県外の人は驚きますが、そのおいしさに魅了され、ファンになってしまう人も多い島野菜が「ナーベーラー」です。沖縄を訪れた際にはぜひ味わってみてください。

沖縄の行事ごとに欠かせない伝統食材「ターンム・ターム(田芋)」

ねっとりとした食感とやさしい甘味が特徴の「ターンム・ターム(田芋)」/©OCVB

宜野湾市や金武町(きんちょう)などでの生産が盛んで、別名「水芋」と呼ばれる里芋の一種。デンプンを多く含み、カリウムやカルシウム、鉄分、ビタミンAやビタミンCなど栄養素も豊富で、独特のねばりと甘みが特徴です。水田で栽培され、子芋を次々と増やすことから、子孫繁栄をもたらす縁起物として正月や旧盆など行事に欠かせない伝統食材として長年親しまれています。

沖縄の家庭で愛されている「ターンム・ターム(田芋)の唐揚げ」/©OCVB

行事の際には、唐揚げにし、甘辛く味付けされたものが定番ですが、程よい自然の甘さとなめらかな舌触りから、パイやコロッケなどにもアレンジでき、大人から子供まで幅広く好まれる島野菜の一つです。

清涼感あふれる沖縄のハーブ的存在「フーチバー」

沖縄のは「フーチバー(よもぎ)」は苦味が少なく、香りも爽やか!/©OCVB

本土では草餅や饅頭などに使用する「ヨモギ」を沖縄の方言で「フーチバー」と呼びます。「フーチ」=病気を治す、バー=「葉」という意味があり、ビタミンA、カルシウム、カリウム、鉄分を多く含むヨモギは、葉を煎じて汁を服用したり、天日干しにして入浴剤にしたりと沖縄の家庭で昔から利用されている薬草でもあります。

沖縄そばのおいしさを引き立てる「フーチバー」/©OCVB

「ニシヨモギ」という品種の沖縄のよもぎは、適度な苦味と爽やかな香りが特徴で、沖縄そばやジューシー(沖縄の炊き込みご飯)の薬味の他、魚汁や山羊汁などの臭み消しとしても活用されています。また、大量の「フーチバー」を用意している沖縄そば店もありますので、訪れた際にはその芳醇な香りを存分に楽しんでください。

島野菜は、沖縄のアンテナショップをはじめ、ネット通販などで購入することが可能です。滋味あふれる島野菜とオリオンビールは最高の組み合わせ。この機会に取り寄せて、自宅でも味わってみてください。

参考サイト:
くゎっちーおきなわ 農林水産物データベース
沖縄観光情報WEBサイト おきなわ物語
JAおきなわ公式サイト
沖縄県 新型コロナ対策緊急応援サイト まいにちに。おきなわ


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