「やんばる」は食の宝庫!|世界遺産登録で注目を集める沖縄本島北部を知ろう②

自然だけでなく食の宝庫でもあるやんばる/©OCVB

2021年7月下旬に世界自然遺産への登録が正式決定される見込みの「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」。

今回は、“やんばる”と呼ばれる沖縄本島北部の“食”にスポットを当てて、ご紹介します!
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本島北部の代表的なフルーツといえば、パイナップル

パインの村・東村の名物・パイナップル/©OCVB

沖縄本島北部の代表的な特産品の一つに、パイナップルがあります。パイナップルが作られているのは、やんばるエリアでは主に東村(ひがしそん)。「はなと水とパインの村」という標語を掲げている東村は、180軒の農家の人たちによって、実にパイナップルの生産量日本一を誇ります!

特に近年、人気の品種は「ゴールドバレル」と呼ばれるもの。ゴールドバレルは、果実が大きくて果肉の柔らかい「クリームパイン」と、果実は小さいものの糖度が高く酸味の低いブラジル導入品種の「マクレガー ST-1」を交配した品種です。

2006年にパイナップル生食用新品種として優秀性が認められ、命名されました。「ゴールドバレル」は、果肉が黄色(ゴールド)で、形が樽(バレル)型であることに由来しています。

味の特徴は、甘味がとても強く、酸味の刺激が少ない点。そのため、小さな子供たちにもおすすめの品種です。

まだまだ貴重な品種の「ゴールドバレル」ですが、東村ではブランド化にも力を入れています。出荷時にセンサーで糖度を測り、合格したものだけを厳選して高い品質を安定して出荷しているため、安定的なおいしさを保っています。

ちなみに、東村には他にも甘いフルーツがいっぱい! アーウィン種を中心にマンゴーが作られている他、通年収穫されているパパイヤ、冬にはタンカンなども村内の共同売店などで販売されます。

健康長寿の村で育まれるシークヮーサー

健康効果も期待されるシークヮーサー/©OCVB

そして、やんばるは、オリオンビールのさまざまな商品にも使われているシークヮーサーの産地としても有名。

シークヮーサーの「シー」は酸、「クヮーサー」は食べさせるを意味する沖縄の言葉が使われていて、その名の通り、酸っぱいのが特徴。でも、沖縄県民にはこの酸っぱさが好まれ、家庭料理のさまざまなシーンで登場します。

紹介記事:隠された効能に驚き!沖縄県産「シークヮーサー」の魅力とは…?

シークヮーサーは代謝を活性化させて、疲労回復や美容に効果のあるビタミンCを多く含んでいる他、ビタミンB1、カロチン、各種ミネラルなども含有する、まさにヘルシーな果物!

大宜味村は「シークヮーサーの里」を標榜しており、シークヮーサーに特化したテーマパーク「大宜味シークヮーサーパーク」もあります。やんばるエリアに訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。“蛇口からシークヮーサー”が体験できますよ。

近年注目を集める大宜味村の“和そば”

最近、大宜味村ではある食べ物が注目されています。それは、「日本そば」。今年のゴールデンウィークから村の「道の駅おおぎみ やんばるの森ビジターセンター」で販売がスタートしました。

道の駅おおぎみ やんばるの森ビジターセンター

大宜味村では村産和そばのブランド化を目指して開発が進められています。「道の駅おおぎみ やんばるの森ビジターセンター」内にあるレストラン「やんばるシーサード」でもこの村産和そばを使ったざるそばや天ざるそばなども味わえるとあって、地元の人からも支持されています。

「道の駅おおぎみ やんばるの森ビジターセンター」には地元のとれたて野菜が並ぶ

「道の駅おおぎみ やんばるの森ビジターセンター」は他にも、やんばるの海からは新鮮な魚介類が、やんばるの畑からはとれたての野菜が、養鶏場からは名物の鶏肉や玉子が集まってきます。その旬の野菜を使った漬物や惣菜、弁当など手作りの加工品・スイーツも充実しています。やんばるの大地で育まれた最高の素材を、直売所では毎日新鮮な状態で販売しています。

国頭村で味わいたいお菓子「クニガミドーナツ」

地域おこしのために作られた手作りドーナツ/道の駅 ゆいゆい国頭

沖縄本島最北端の国頭村でもさまざまなものが作られています。例えば、「クニガミドーナツ」は、地元のケーキ屋さんが開発した、アレルギーなどのある子供たちでも安心して食べられるドーナツ。

原料には、国頭村産のパイナップルやタンカンなどが使われ、豆乳や県産のタピオカ粉などを使うことによって、卵、牛乳、動物樹脂、保存料、添加物など一切使わずに作られている、人気のスイーツです。

畜産農家の工夫が特産品に!

あっさりして臭みのない「イノブタ」のお肉は絶品!/道の駅 ゆいゆい国頭

国頭村では「イノブタ」も有名。「イノブタ」は、イノシシとブタの交配によって生まれました。国頭村では、1981年に国頭の山中で捕まえたイノシシを畜産農家の豚舎で飼育し、イノシシとクセの少ないブタを掛け合わせることによってうま味が高く、食べやすい肉になるのでは、と考えたのが始まりだそう。

イノブタの肉はあっさりして臭みがなく、肉質は赤身が濃く、豚肉よりは牛肉に似ているのが特徴。また、コレステロール値を下げるリノール酸が多く含まれ、赤身には、美肌・疲労回復に役立つといわれているビタミンB1・B2、貧血の予防に効果のある鉄分やカルシウムなどのミネラルがたっぷり含まれているなど、栄養も満点です。

やんばるは水も美しい!/©OCVB

やんばるの水仕込みの「オリオン ザ・ドラフト」で乾杯しましょう!

この自然豊かなやんばるの水、実は沖縄県内一の軟水でもあるんです。オリオンビールの代表銘柄「オリオン ザ・ドラフト」は、ビールに適したやんばるの水仕込み。沖縄の大自然の風景に思いを馳せながら、味わってみてください。

「オリオン ザ・ドラフト」