「WATTAキーツマンゴー」開発秘話|地元の希少なマンゴーを使用し、フードロス削減にも貢献!

フードロス削減に取り組んだ「WATTAキーツマンゴー」

オリオンビールのチューハイブランド「WATTA(ワッタ)」から、新商品「WATTAキーツマンゴー」が数量限定で発売されます。WATTAは2020年6月のリニューアル発売以降、沖縄の有名ブランドとのコラボや沖縄ならではの素材を生かした限定商品を展開し、話題を集めてきました。

今回、社会課題となっているフードロス削減の取り組みに少しでも貢献するため、「WATTAキーツマンゴー」を発売します。規格外の沖縄県豊見城市(とみぐすくし)産キーツマンゴーを使用し、生産者を応援する商品です。

フードロスとは「生産過程で廃棄されてしまう商品です」と語るのは、今回の商品開発に携わった、オリオンビール株式会社執行役員R&D部長で、栄養学博士でもある石井芳典(いしい・よしのり)さん。今回、「WATTAキーツマンゴー」が誕生するまでの裏話を伺いました。

商品化のきっかけは、市長の打診から

青い果実が特徴で、1個の重さが500g~2kgにもなるキーツマンゴー

オリオンビールは、2020年に本社を豊見城市に移転しました。その際、市長からコラボの打診があり、豊見城市・オリオンビール、JAおきなわで“地域活性化”をテーマにプロジェクトが立ち上がります。「豊見城市の地域農産物を用いて商品化すること」を決め、いろいろな候補の中から「重点的に取り組んでいる」「希少性」「市の特産物を全国に広められる」という点からキーツマンゴーが選ばれました。

苦労がありつつ、うれしい協力も

現地に出向いて、マンゴーの状態を確認

今回の商品はフードロス削減に取り組むため、既に熟したもので生産流通に乗らないものが前提条件です。そのため、タイミングよく集めることが大事となり、数量確保には相当苦労したとのこと。生産流通に乗るもの、乗らないものの“選別”にも時間が掛かったそうです。

また、時間が掛かると傷んでしまうので、それをすぐに加工して保存するということも重要です。そんな時、豊見城市とJAおきなわから、果汁を加工する業者を紹介してもらえることになりました。その結果、収穫から加工までのラインをスムーズに確保することができました。

キーツマンゴー特有の甘い香りを最大限に

果実の確保や選別のほかに、やはり苦労したのは“味”をどうするのか、ということ。キーツマンゴー独特の香りと果汁との味のバランスには、時間を掛けてじっくりと進めていきました。

今回、通常のWATTA商品に比べると、3%という低いアルコール度数に設定。石井さんは「熟したものを集め、果実の繊維部分を減らしてエキス化したことで、キーツマンゴー特有の甘い香りを最大限に生かしました。20~30代の女性に楽しんでもらうことを意識して作った商品です」と自信をのぞかせます。

フードロス周知や沖縄の活性化へ

果実感があふれるようにデザインされた「WATTAキーツマンゴー」

今回のパッケージは、缶体上部と中央に花切りのキーツマンゴーを配置し、果実感があふれるデザインに。また、「沖縄県産素材使用」ロゴや、キーツマンゴーの特徴、フードロス食品の削減を応援していることを記載しています。

石井さんは「フードロスの定義が十分に周知されていないので、この商品を通じて広めていきたい。また、沖縄県産品の使用を全国に広めることができれば」と、熱い思いを口にしました。

また、今後のWATTAブランドに関しては、「今回、果実をすぐに加工できるプロセスが確立できました。今後は、果実、野菜、ハーブなどの地元の農産物を試していきたい。沖縄県産にこだわった商品を作ることにより、沖縄の産業が活性化し、沖縄の方々に楽しんでもらえるような、ものづくりを心掛けたい」と新たな商品開発への意欲を見せてくれました。

楽しく飲んでもらえるように

石井さんは愛飲者の人たちに、「希少価値があり高価なキーツマンゴーを手軽に、楽しく飲んでもらえる商品を期間限定で作りました」とメッセージを送ります。

「市販されている冷凍果実をWATTAキーツマンゴーと混ぜて軽く振り、グラスに注ぐと“お洒落気分”で、夏にピッタリのひと味違ったものを楽しむことができます」と、楽しい飲み方も教えてくれました。特に甘めのフルーツがおすすめとのことですが、炭酸が入っているので混ぜて振るときは蓋のある容器を使用してください。

6月22日(火)から数量限定で発売される「WATTAキーツマンゴー」。これから暑くなる夏の季節に、甘い香りを楽しみながら、味わってみてはいかがでしょうか。