沖縄県民の食卓に欠かせない「島豆腐」の魅力に迫る!

「沖縄料理に欠かせない食材は?」と聞かれて、何を思い浮かべますか。沖縄県民の多くはゴーヤー、ポークなどに加えて「島豆腐」を挙げる人が多いと思われます。それほど島豆腐は沖縄でよく食べられています。

しっかりと食べ応えがあり、チャンプルーといわれる季節の野菜との炒め物をはじめ、揚げ物、煮物、汁物など幅広く利用されており、沖縄県民の食卓に欠かせない食材といえます。

今回は、そんな「島豆腐」の魅力に迫ります。

そもそも「島豆腐」って何?

島豆腐とは沖縄で作られている豆腐のことをいい、別名「沖縄豆腐」ともいいます 。一般的な木綿豆腐や絹ごし豆腐に比べて特徴がたくさんある豆腐です。

作り方も独特な島豆腐

一般的な豆腐は、大豆を水に浸してすりつぶした呉(ご)を、煮てからこす「煮とり」や「煮しぼり」という方法で作られています。

一方、伝統的な島豆腐の作り方は「生しぼり法」といって、生呉(なまご)を煮ず、絞って豆乳と生おからに分けてから、豆乳ににがり・水・塩を加えてから煮込み、凝固させます。型に入れて重石をした後、よく水気を抜いて堅く仕上げると島豆腐ができ上がります。近年では「生しぼり法」の事業者と「煮しぼり」の事業者が半々程度となっているそうです。

食べ応え抜群! ずっしり重くて大きい島豆腐

硬めなので炒め物にも最適

一般的な豆腐は一丁が300gなのに対し、島豆腐は一丁800g~1kgと約3倍の重さです。水切りをしっかりして木枠などの型に入れていくので、硬くて重くなります。 この堅さがあるので、チャンプルーなどの炒めものや、煮物にしても崩れにくく、食べ応えがあります。

食感がよく一度食べるとやみつきに

島豆腐は大豆のうま味&栄養がたっぷり

島豆腐は生のまま搾る場合、大豆本来の風味が生き、熱に弱いたんぱく質が多く残ります。島豆腐にはこの大豆たんぱくが一般的な豆腐の1.5倍入っています。

また、昔ながらの製法で天然の海水を使用して作られているところもあり、海水で作られた島豆腐はミネラル分が豊富。骨粗しょう症や、心筋梗塞などの心臓病の予防に必要な成分であるマグネシウムや、味覚を支える成分である亜鉛などは、一般的な豆腐の約2倍も含まれていて、これが味の深みにもつながっています。 その他、ナトリウム、カルシウム、リン、鉄、ビタミンB1・B2も多く、栄養が濃縮されています。

優れた栄養で長寿食品としても大注目!

あちこーこー(熱々)豆腐が食べられるのは沖縄だけ!

島豆腐は流通方法も独特です。本土での豆腐は冷水に浸かった状態の姿をよく見掛けますが、沖縄県内のスーパーマーケットの店頭では、島豆腐を入れた袋は口を開けたままの状態で、“あちこーこー(熱々)”のまま販売されています。

売り場には各店の入荷時間が表示されているので、各業者からの配達時間に合わせて購入しようと売り場でスタンバイしている買い物客の姿も見られます。

あちこーこー(熱々)の島豆腐

あちこーこー(熱々)豆腐は、豆腐が各家庭で作られていた頃の名残りで、豆腐は熱々である食習慣があるためです。水にさらさないことにより、栄養分やうま味を逃さず、水っぽくならないので、おいしさも保たれます。

現在は、国際的な衛生管理基準「HACCP(ハサップ)」に沿って、製品温度は55℃以上に維持し、55℃未満になってからは3時間以内に消費するか冷蔵保存をするなどの衛生管理が義務化されています。

クセになるおいしさ! 島豆腐を使ったオリジナルレシピをご紹介

島豆腐をおいしく食べるためのレシピを紹介します。沖縄のアンテナショップや通販で購入も可能ですが、木綿豆腐を水抜きして島豆腐に近づける方法もあるので、ぜひ試してみてください。

〇「タマナーチャンプルー」ふと食べたくなるキャベツの優しい味

レシピはこちら

〇シャキシャキもやしがポイント!「マーミナチャンプルー」

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〇沖縄の食べる汁物「沖縄みそ汁」

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〇沖縄のド定番!レシピ「ゴーヤーチャンプルー」

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しっかりとした硬さ、大豆本来の豆の風味と絶妙な塩加減が特徴の「島豆腐」を使った本格的な沖縄の味を、ぜひ家庭でもお試しください。

【参考サイト】
沖縄県豆腐油揚商工組合
那覇市保健所

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