これからの季節に味わいたい。冬の”島野菜”・沖縄県産野菜

冬でも暖かい気候の沖縄で栽培・収穫された県産野菜は本土へ出荷されています

冬でも温暖な気候を生かして沖縄で作られる県産野菜は、実は本土の冬の食卓で大活躍しているってご存知でしたか?

さらに、冬に旬を迎える島野菜には、古くから島に伝わる元気の源が詰まっています。今回は、冬こそ食べたい、沖縄の島野菜や県産野菜について紹介します。

沖縄の島野菜に関する記事はこちら

冬は沖縄の県産野菜が大活躍!

夏野菜のイメージが強いゴーヤーも沖縄では一年中収穫されています

沖縄の野菜というと夏のイメージがあるかもしれませんが、実は冬場こそ本土で沖縄県産の野菜が活躍しています。沖縄の暖かい気候を生かして冬場に栽培される野菜は、その多くが沖縄県外へと出荷されています。

例えば、沖縄を代表するゴーヤーは沖縄では一年中栽培されています。ほか、ピーマンやカボチャ、オクラ、インゲン、冬瓜、キュウリなど、日本中の食卓でおなじみの野菜が冬場も沖縄で栽培されているんです。

これらの野菜は主に首都圏や関西地方などに出荷されていますが、沖縄県内でもJAおきなわの直営所などで購入することができます。発送などもできますので、冬に沖縄を訪れたら野菜をたくさん購入してみてはいかがでしょうか?

冬の沖縄の元気を支えるおすすめ島野菜

冬の島野菜の代表格・島ニンジン。収穫量が少ない貴重な島野菜です

ここでは、冬の沖縄の元気の源ともなる島野菜を厳選して紹介します。冬の沖縄を旅したら、ぜひ味わってくださいね。

島ニンジン

細長いのが特徴の島ニンジンは、柔らかくて甘い。煮物にするのもおすすめ

沖縄の言葉で「チデークニ」などと呼ばれる島ニンジンは、10~3月が旬の冬野菜です。直径が3~4cmで根長が30~40cmの細長いニンジンで、ニンジン特有の臭みがなく、食感が柔らかいのも特徴的。沖縄では滋養食として古くから食べられていて、「チムシンジ」というブタのレバーなどと一緒に煮込む汁物が有名です。

島ニンジンの産地として有名なのは、沖縄本島周辺離島の一つ・津堅島(つけんじま)。旬の時期になると、島内でニンジン料理が食べられることもありますので、気になる人はぜひ訪れてみてください。

【レシピをチェック!】
「チムシンジ」疲れた体に染みわたる滋養強壮・スタミナ食

【参考記事】
ニンジンやモズクが特産品! フェリーで渡る津堅島のおすすめ観光スポットやアクセス情報

ちゅらトマト

沖縄では冬場の11~6月くらいまでトマトが収穫されます。無加温で栽培するなど、沖縄ならではの気候を生かした栽培が盛んで、クチャというミネラルを多く含む沖縄ならではの土壌に恵まれた豊見城市(とみぐすくし)などが産地として有名です。

肥えた土地と温暖な気候をいかして豊見城市で栽培される冬のトマトは「ちゅらトマト」というブランド名で、沖縄県内はもちろん県外にも出荷されています。

田芋

柔らかくねっとりした食感のターンム。沖縄ではパイの餡としても人気があります

沖縄の言葉で「ターンム」と呼ばれる田芋は、12~4月頃に旬を迎えます。琉球王国時代から宮廷料理に欠かせない縁起物の伝統食材でもあり、現在でも正月や盆、清明祭(シーミー)などの行事ごとには欠かせない島野菜です。

田芋料理はいろいろありますが、ビールに合うおすすめ料理は、田芋のから揚げ。田芋の皮をむいて下茹でし、適当な大きさに切ったらそのまま180度の油で揚げるだけ。お好みで塩を振ってもおいしいですよ。

【レシピをチェック!】
甘じょっぱい味付けで後を引くおいしさ!「ターンムの唐揚げ」
「ドゥル天」外はカリッと、中はもっちり!おつまみにも人気の味

【参考記事】
琉球王国時代に役人や庶民に食べられていた料理とは?

ハンダマー

さっと湯がくだけでおいしくて、料理の彩りも華やかになるハンダマー

沖縄の言葉でハンダマーと呼ばれるスイゼンジナも、11~5月頃までが旬の冬の島野菜です。アントシアニンや鉄分、ポリフェノールなどを多く含み、古くから貧血によいといわれてきました。

加熱するとぬめりが出て、赤紫の色素が鮮やかになるのも特徴的。沖縄では、おひたしにして食べることが多いです。シークヮーサーやポン酢をちょっと絞るとさらにおいしく食べられますよ。調理が簡単で彩りが良いので、食卓にもう一品欲しいという時にも便利な野菜です。

【レシピをチェック!】
「ハンダマの酢みそ和え」紫色が鮮やかな葉野菜を使った一品

葉ニンニク

炒め物の材料として重宝する葉ニンニクは、古くから沖縄の冬に欠かせない野菜

沖縄で冬場の重要な栄養源として古くから親しまれてきた野菜の一つが、葉ニンニク。沖縄では、滋養強壮や風邪予防に良いといわれています。12~3月頃が旬で、ニラより歯応えがあり、ニンニクを直接食べるよりも匂いが柔らかく、炒め物と相性が良い野菜です。

沖縄ではレバーやブタの中身(内臓)と一緒に炒めたり、あえ物にしたりします。こちらは、お酒のアテにも最高です!

今回は、沖縄の冬の県産野菜や島野菜について紹介しました。暖かい気候を生かして沖縄で栽培された野菜は、冬場の日本の食卓の強い味方!

冬の大切な栄養源ともなる島野菜にも、島の恵みがいっぱい詰まっています。冬こそ、沖縄の野菜を食べてパワーチャージを!

参考文献:「沖縄食材図鑑」(楽園計画)
参考サイト:JAおきなわドクターズプラザくゎっちーおきなわモスバーガー

オリオンビール公式通販で、ご自宅でも沖縄を味わいませんか?

オリオンビール公式通販では、沖縄県外では手に入りにくいオリオン商品はもちろんオリジナルグッズや、泡盛をはじめとする沖縄県産品も取り扱い。8,000円以上のまとめ買いで、全国どこでも送料無料です。

友だち限定のお得な情報も届く♪オリオンビールLINE公式アカウントを友だち追加しよう。
友だち追加