山・海・文化…、大自然に抱かれるやんばる魅力に触れる旅|世界遺産登録で注目を集める沖縄本島北部を知ろう④

世界自然遺産の登録が待たれる「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」。特に沖縄本島の北部エリアは、沖縄県内の中でも手付かずの自然が残っていて、貴重な生態系が残っていることから“奇跡の森”とも呼ばれています。
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亜熱帯の森が広がるやんばる/©OCVB

沖縄本島最北端の岬「辺戸岬」は歴史スポットでもある!?

やんばるエリアの数ある見どころの中から、その自然の素晴らしさに触れられる観光スポットを中心にご紹介します。まずは、国頭村(くにがみそん)から。

本島最北端の岬「辺戸岬」/©OCVB

沖縄本島最北端の岬「辺戸岬(へどみさき)」はドライブで目指した人も多いのではないでしょうか。荒涼とした断崖からは、水平線上に鹿児島の与論島が望めます。沖縄の歴史上でも大事なスポットになっていて、1972年に沖縄が日本に復帰するまでは、ここから少し北上した北緯27度が国境でした。それを記念した石碑が立てられています。

辺戸岬に立つ「祖国復帰闘争碑」/©OCVB

「辺戸岬」
住所:沖縄県国頭郡国頭村辺戸

沖縄本島最大級の滝「比地大滝」で癒やされる

比地大滝/©OCVB

やんばるの森の爽やかな空気を感じられる、落差25.7mの「比地大滝(ひじおおたき)」もおすすめです。この滝は沖縄本島内で最大の落差を誇り、駐車場から滝まで徒歩40分の道のりには遊歩道が整備され、のんびり歩きながらやんばるの大自然を楽しむことができます。

また、キャンプ場も整備されています。テントのレンタルや売店はないですが、炊事、食事スペース、トイレは共同で、有料シャワーもあるので人気のキャンプ場となっています。

「比地大滝」
住所:沖縄県国頭郡国頭村字比地781-1

県内有数のパワースポット「大石林山」

大石林山/©OCVB

やんばるの大地のパワーを感じられるスポットとして「大石林山(だいせきりんざん)」も人気スポット。

大石林山は貴重な動植物の生態系はもちろんですが、特徴的なのは、その圧倒的な景観を誇る地形です。世界最北端の熱帯カルスト地形といわれていて、2億5,000万年前(古生代)の石灰岩が長い歳月をかけて雨水などによって侵食されてできました。

大石林山はトレッキングコースも充実/©OCVB

“ドリーネ”といわれるすり鉢状のくぼ地の鍋池、急速な溶食や侵食でできたタワー状の石灰岩台地・タワーカルストの悟空岩、“ピナクル”と呼ばれる石灰岩が溶食し、鋭く尖った岩塔の鳥帽子岩など、熱帯カルスト地形のさまざまな特徴が見られます。バリアフリーのトレッキングコースも整備されているので、楽しみながら散策できるのもポイントです。

「大石林山」
住所:沖縄県国頭郡国頭村宜名真1241

海の絶景&生き物に触れられるスポットも

茅打バンタ/©OCVB

このほかに国頭村には、やんばる国立公園のエメラルドグリーンの海を眺望できる景勝地「茅打(かやうち)バンタ」、国の天然記念物・ヤンバルクイナの生態を調査・観察している施設「ヤンバルクイナ観察小屋」など、やんばるの自然を最大限に生かしたスポットが満載です。

ヤンバルクイナ観察小屋/©OCVB
ヤンバルクイナの生態も学習ができる/©OCVB

「茅打バンタ」
住所:沖縄県国頭郡国頭村字宜名真

「ヤンバルクイナ観察小屋」
住所:沖縄県国頭郡国頭村字安田1477

伝統行事「塩屋湾のウンガミ(海神祭)」で地域の文化に触れる

大宜味村は、総面積の約76%が森林に囲まれています。村には“ぶながや”といわれる森に住む精霊がいるといわれていて、村は「ぶながやの里」を宣言。標高300mクラスの石灰岩の山々、河川、低地部の水田、御嶽の森、渓流などの多様な環境にさまざまな動物がすんでいます。

塩屋湾のウンガミ/©OCVB

大宜味村といえば、国指定の重要無形民俗文化財にも指定されている伝統的な行事「塩屋湾のウンガミ(海神祭)」も知られています。約500年の歴史を誇るウンガミは、五穀豊穣・無病息災を祈願する祭りで、旧盆明けの初亥の日に行われます。祭りの一番の見どころ「ウガンバーリー(船漕ぎ競争)」は、太鼓を打ち鳴らしながら、懸命にゴールを目指して漕ぐ男性を女性が迎える形になっていて、その様子は圧巻です。

行事の舞台となる塩屋湾は“沖縄八景”にも数えられるほどの夕景は、まさにその美しさにうっとりとできるスポットとして人気を集めています。

塩屋湾の夕景/©OCVB

「塩屋湾」
住所:沖縄県国頭郡大宜味村

やんばるの森の滝めぐり&建築ファンも注目する「旧大宜味村役場庁舎」

ター滝/©OCVB
喜如嘉の七滝/©OCVB

自然の景観が楽しめるスポットとして、アップダウンのある山道を進むと平南川の上流にある「ター滝」、落ちてくるまでに七回軌道が変わることから名前が付いた「喜如嘉の七滝」、大宜味村の特産品でもあるシークヮーサーを楽しく、おいしく学べるテーマパーク「大宜味村シークヮーサーパーク」など、バラエティーに富む施設が点在しています。

芭蕉布会館/©OCVB
美しい芭蕉布の着物/©OCVB
旧大宜味村役場庁舎/©OCVB

また、国の重要無形文化財に指定されている織物・芭蕉布(ばしょうふ)の展示・販売、製造工程のビデオ上映が行われる「芭蕉布会館」、大正時代のコンクリート造りの建築物としては県内に現存する唯一のもので、県の指定有形文化財となっている「旧大宜味村役場庁舎」などは、伝統や歴史的建造物を愛する人たちに注目されています。

「ター滝」
住所:沖縄県国頭郡大宜味村津波1570-1

「喜如嘉の七滝」
住所:沖縄県国頭郡大宜味村字喜如嘉

「大宜味村シークヮーサーパーク」
住所:沖縄県国頭郡大宜味村津波1424−1

「芭蕉布会館」
住所:沖縄県大宜味村字喜如嘉454番地

「旧大宜味村役場庁舎」
住所:沖縄県国頭郡大宜味村字大兼久157番2

東村のマングローブに囲まれながら“川さんぽ”

慶佐次湾のヒルギ林/©OCVB

東村の自然スポットとしては、「慶佐次湾のヒルギ(マングローブ)林」が知られてします。慶佐次川の河口から上流に向かって発達した沖縄本島を代表するヒルギ林は、その面積約10ヘクタール。ここでは、メヒルギ、オヒルギ、ヤ工ヤマヒルギの3種が見られ、国指定の天然記念物にもなっています。

「慶佐次湾のヒルギ」
住所:沖縄県国頭郡東村慶佐次54-1

例年3月には「つつじ祭り」が開かれる/©OCVB

そして、毎年3月頃に4万8000本のつつじが色鮮やかに咲きそろう「村民の森 つつじ園」も人気。植栽され3月頃になるとい日本一早い開花を迎える。つつじ園からは、平良湾の青い海と、東村の特産品であるパイナップルを植えた広大なパイン畑が訪れる人を楽しませています。

「村民の森 つつじ園」
住所:沖縄県国頭郡東村平良766-1

福地ダム/©OCVB

村の中央部には、県下最大級のダム「福地ダム」があり、その周囲の展望台や遊歩道ではやんばるの豊かな自然を肌で感じながら、のんびり散歩が楽しめます。

敷地内には、水資源とダムをテーマに3つのコーナーで構成された資料館が併設されていて、昔からの水との関わりから、沖縄のダムの種類、沖縄の水環境をパネルや、井泉・天水ガメの模型、マルチスライドなどにより分かりやすく説明しています。

「福地ダム」
住所:沖縄県国頭郡東村字川田1105-108

観光を楽しみながらも、大自然に癒やされて、かつ、その大自然を育んだ歴史を学ぶこともできる“やんばるの観光”を、ゆっくりと堪能してみませんか?


やんばるの水仕込みの「オリオン ザ・ドラフト」で乾杯しましょう!

この自然豊かなやんばるの水、実は沖縄県内一の軟水でもあるんです。オリオンビールの代表銘柄「オリオン ザ・ドラフト」は、ビールに適したやんばるの水仕込み。沖縄の大自然の風景に思いを馳せながら、味わってみてください。

「オリオン ザ・ドラフト」