冬の沖縄で人気のホエールウォッチングを体験しよう

ザトウクジラのダイナミックなアクションが間近で観測できる大人気アクティビティー

沖縄の冬の人気アクティビティーの一つ、ホエールウォッチング! 毎年12〜1月になるとザトウクジラが出産と育児のために沖縄の近海を訪れるため、間近でその姿を観測することができます。

今回は、沖縄のホエールウォッチングについて詳しく紹介していきます。

ホエールウォッチングとは?

ダイナミックなパフォーマンスに遭遇できるかもしれません

ホエールウォッチングは、その名の通りクジラを観測するアクティビティーのこと。船の上から間近にクジラの姿を見ることができ、冬の沖縄で体験できるアクティビティーとして絶大な人気を誇っています。

ホエールウォッチングが沖縄で盛んな理由

沖縄でホエールウォッチングが盛んな最大の理由は、ザトウクジラが沖縄を訪れることでしょう。クジラは出産と育児のためにアラスカ海域から9,000kmの距離を南下して、毎年沖縄近海にやって来ます。沖縄は日本の中でも数少ない、ザトウクジラが見られる場所なのです。

二つ目の理由は、ザトウクジラとの遭遇率の高さ。座間味ホエールウォッチング協会では、その遭遇率を99.9%とうたっているくらいで、ザトウクジラに出合える確率はかなり高い! しかしながら、自然や生き物が相手のアクティビティーですので、もちろん条件によっては見られないときもあります。その場合はツアー料金を全額返金してくれるというツアー会社もありますので、最初に条件を確認しておきましょう。

ホエールウォッチングができる時期や場所は?

座間味島の稲崎灯台。別名クジラ展望台ともいわれていて、ここからザトウクジラの姿を見ることもできます

ホエールウォッチングの解禁日は毎年変わりますが、おおむね12月~4月くらいがシーズンとなります。

ザトウクジラは沖縄近海に訪れますが、特に多くその姿が見られるのが慶良間諸島周辺。ラムサール条約にも登録されるほどの自然の豊かさに加えて、座間味ホエールウォッチング協会が中心となって独自のルールを作り、ザトウクジラが戻って来られるような環境保全を行っています。慶良間諸島はザトウクジラの貴重な繁殖海域。ザトウクジラを守りながら、アクティビティーが運営されています。

座間味村ホエールウォッチング協会では、座間味港からスタートするツアーを行っていますが、沖縄本島のとまりん(那覇市泊港)や恩納村(おんなそん)などから出発するツアーを取り扱っているショップもあります。参加したい人は旅のスケジュールに合わせて、出発地点を選択しましょう。

ホエールウォッチングに参加する際の注意点

夏場の穏やかな姿とは打って変わって、波が高い日が多い沖縄の冬の海

沖縄でのホエールウォッチングの遭遇率は高いといわれていますが、自然の中で野生のザトウクジラを観測するため、遭遇できないということはあり得ることを想定しておきましょう。

冬の沖縄の海は波が高いのでツアー自体が中止となることも少なくありません。その場合、ツアー料金が全額返金になるかなどのレギュレーションはツアー会社によって異なります。申し込む前に必ず確認しておきましょう。

もう一つ注意すべきことは、船酔い。前述した通り、冬の沖縄の海は波が高く、船が大きく揺れることが多々あります。普段、船酔いなどしないという人でも酔ってしまうことがあるので、酔い止めをあらかじめ飲んでおくなどの対策は必ずしておきましょう。

ホエールウォッチングに参加するときの服装は?

防寒対策と水濡れ対策が必要。レインコートなどを準備しましょう

ザトウクジラを観測するポイントまでの移動は、常時海風にさらされます。また、ザトウクジラを追うため船がスピードアップして水しぶきを浴びることも。

ホエールウォッチングに参加するときは風を通さず水濡れにも耐えられるトップスを用意しましょう。また、寒さ対策で内側に保温効果の高いフリースなどを着込んでおくこともおすすめ。さらに船が揺れるので、しっかり踏ん張れて水濡れに強い素材の靴を選ぶと良いでしょう。

ホエールウォッチングに参加するときに準備したいもの

双眼鏡があるとザトウクジラの姿をより近く感じられます

ホエールウォッチングに参加するときに準備しておくとより楽しめる持ち物を紹介します。ツアーによっては主催者が用意してくれたり、レンタルできるものもありますので、こちらも事前の確認を。

準備しておきたいアイテム

・カメラやビデオカメラ
・双眼鏡
・酔い止め薬
・ウィンドブレーカーやレインコートなどの水よけトップス
・タオル
・飲み物
・サングラスや日焼け止め
・濡れた場合の着替え

ホエールウォッチングの見どころを知っておこう

ザトウクジラの潮吹。水しぶきが上がる様子がダイナミック!/©OCVB

クジラにはさまざまな行動パターンがあり、そのダイナミックなアクションこそがホエールウォッチング最大の見どころでもあります。ここでは、見られたらラッキーな、人気があるクジラの行動パターンを紹介いたします。

ブロウ

水面に浮上して息を吐く潮吹のこと。高さが5mにもなることがあり、大迫力!

ペタンクルアーチ

ホエールウォッチングで比較的よく見られるアクションの一つで、ブロウを繰り返した後、水面に戻るときに体をアーチ状にする行動パターン。

ブリーチ

体の3分の2ほどを水面に浮かせジャンプし、体を回転させる行動パターン。背面から落ちるなどそのパターンもさまざまで、その迫力のある姿は必見です。

今回はホエールウォッチングについて紹介しました。沖縄の冬の人気アクティビティー・ホエールウォッチングに参加して、ダイナミックなザトウクジラのアクションを楽しんでください。

参考文献:「地球の歩き方JAPAN島旅~沖縄本島周辺15離島~」(ダイヤモンド社)
参考サイト:座間味村ホエールウォッチング協会おきなわ物語

オリオンビール公式通販で、ご自宅でも沖縄を味わいませんか?

オリオンビール公式通販では、沖縄県外では手に入りにくいオリオン商品はもちろんオリジナルグッズや、泡盛をはじめとする沖縄県産品も取り扱い。8,000円以上のまとめ買いで、全国どこでも送料無料です。

友だち限定のお得な情報も届く♪オリオンビールLINE公式アカウントを友だち追加しよう。
友だち追加