9月に食べたい!沖縄の旬の食材&おいしい食べ方

沖縄でも稀少な島バナナも9月頃旬を迎えます

本土に比べて年間を通じて気温が高い沖縄ですが、野菜、果物、魚介類、海藻、それぞれに“旬”があります。旬を迎えた食材は沖縄県内の市場やスーパーマーケットに並び、家庭の献立や飲食店のメニューに追加されます。

今回は9月に食べたい食材や、旬のものを使ったメニューを紹介します。沖縄旅行中はもちろん、食材が手に入ったらぜひご自宅でもオリオンビールと一緒に、沖縄の旬のものを味わってください。

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9月の旬・果物編

稀少な国産バナナ「島バナナ」

島バナナの旬:9~10月
小ぶりで濃厚な甘さ。南国ならではの味わいの島バナナ

島バナナは濃厚な甘みと酸味を併せ持つ、貴重な国産バナナ。味も香りも芳醇で、食感はねっとりとしています。大きさは一般に出回っている輸入バナナの半分ほどと小さく、皮が薄いのも特徴です。

庭でできた島バナナは、熟す前に収穫して軒先に吊しておきます

沖縄では庭に島バナナの木がある家も珍しくありませんが、生産量が少なく傷みやすいことなどから流通ルートが確立されていないため、県外はもちろん県内でも稀少な島フルーツとなっています。そのため、沖縄では高級なバナナとして、旧盆の時期に仏壇のお供え物としてよく利用されています。

沖縄の食卓に欠かせない「シークヮーサー」

シークヮーサーの旬:9~12月
沖縄ではレモンのような用途で使われることが多いシークヮーサー

シークヮーサーは奄美諸島から台湾にかけて自生する野生ミカンです。シークヮーサーは沖縄方言で、シーは「酸」、クヮーサーは「食べさせる」という意味を持っています。9月頃から収穫が始まりますが、青切りで収穫するのが一般的です。

沖縄の食卓にシークヮーサーは欠かせないもの。レモンのように焼き魚や揚げ物に絞ったり、しょうゆに加えてポン酢にしたり、お菓子やジュースの材料としてもよく使われています。

泡盛にプラスすることも多く、キュッと絞って、さわやかな香りと味わいを楽しむのも人気ですよ! 冷凍保存ができますので、自分への沖縄土産として購入するのもおすすめです。

9月の旬・野菜編

夏場の野菜不足を解消する「シカクマメ」

シカクマメの旬:7~11月
新緑のような美しい色合いのシカクマメ。少し苦みがあるので熱してから食べるのがおすすめ

その名の通り、葉の断面が四角いシカクマメは、沖縄では「うりずん」とも呼ばれています。「うりずん」とは沖縄の旧暦2~3月頃を指すおもろ語。程良い雨が降る農作物の植え付けに良い季節ともいわれています。シカクマメは、このうりずんの季節から栽培され、7月頃から収穫が始まり、旬を迎えます。

調理をするときはまずサッと湯がいてから使います。湯がいたままサラダに加えてもおいしいですが、沖縄ではやっぱり豚肉と炒めるケースが多いです。ほのかな苦みと豚肉の甘みの相性も抜群で、ビールのお供にも最高です!

ポリフェノールが豊富な「紅イモ」

紅イモの旬:8~1月
断面も皮も紅色の紅芋にはポリフェノールがたっぷり!

紅イモは沖縄らしい食材としてなじみがある島野菜ではないでしょうか? ポリフェノールが豊富に含まれる紅イモは抗酸化作用に優れていて、機能性食品としての注目度も高まっています。ほかにも食物繊維やビタミン、ミネラルなどを多く含んでいます。

沖縄土産の大定番・紅芋タルト

沖縄では、蒸してそのままや、天ぷらにして食べることが多いです。お菓子や加工品にも使われていて、紅芋タルトは沖縄を代表するお菓子。
今回は、沖縄らしい食べ方の一つとして「ウムクジ天ぷら」の簡単な作り方を紹介します。モチモチした食感の昔ながらの沖縄のおやつですので、ぜひ作ってみてください。

昔懐かしの沖縄のおやつ「ウムクジ天ぷら」

【材料】
紅イモ1本約200g、片栗粉30g、塩少々
【作り方】
① 紅イモをふかす
② ふかした紅イモをつぶして裏ごしし、片栗粉と塩を混ぜる
③ まるめて潰し、形を整えて油で揚げる

八重山諸島の香辛料「ヒハツモドキ」

ヒハツモドキの旬:8~10月
ヒハツモドキの実。八重山諸島ではさまざまな料理に使われます

ヒハツモドキは沖縄ではピパーチ、ピパーツ、ヒハチ、ピパチなどと呼ばれる香辛料。独特の甘い柑橘系のような香りがあり、一般的なこしょうよりはまろやかな味わい。特に八重山諸島でよく使われていて、八重山そばには欠かせない香辛料です。

【関連記事】八重山諸島を代表する注目のスパイス「ピパーチ」とは?

八重山地方では庭先などに半野生化したヒハツモドキを見掛けることがよくあります。実の部分を乾燥させて粉にして使用するのが一般的ですが、葉の部分も料理に使用されます。実と同じく爽やかな香りと味わいがあり、ジューシーと呼ばれる沖縄の炊き込みご飯に刻んで混ぜることも。豚肉と炒めたり、天ぷらにしたりしてもおいしいですよ。

集落の石垣でよく見られる半野生化したヒハツモドキ

ほとんどのヒハツモドキは八重山地方で消費されるため栽培量はさほど多くありません。県外に出回ることもほとんどありませんが、加工された調味料は土産店で購入することができますので、気になる人はチェックしてみてください。

<参考文献>『沖縄食材図鑑』楽園計画

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