ビールのつまみにもぴったり!本土とはちょっと違う!? 沖縄の「かまぼこ」

沖縄のかまぼこは本土とはちょっと違う?/©OCVB

沖縄はお正月や清明祭(シーミー)、旧盆などのお祝いごとに重箱料理をお供えして食べます。重箱の中には豚三枚肉、魚天ぷら、昆布、ゴボウなどを入れますが、「かまぼこ」も欠かせない食材の一つです。今回は沖縄に欠かせないかまぼこについて取り上げます。

沖縄のかまぼこと本土のかまぼこの違いは?

本土の一般的なかまぼこは、下に板が敷かれていると思いますが、沖縄のかまぼこは板がありません。原料が魚なのは同じなのですが、本土のものは魚のすり身を板の上に乗せて蒸すのに対し、沖縄のものは魚のすり身を成形した後、油で揚げるのが基本です。本土ではさつま揚げと呼ばれていますが、沖縄では「チキアギ(チキアゲ)」といい、お酒のおつまみとしても人気の一品です。

お酒のおつまみに最適なチキアギ/画像提供:マーミヤかまぼこ

そのほか沖縄のかまぼことして、赤かまぼこ、白かまぼこがありますが、こちらは祝いごとや法事の重箱料理には欠かせないものとなっています。

【参考記事】
「チキアギー」プリッとした食感がたまらない沖縄風かまぼこ

創業78年、石垣島を代表する産品「マーミヤかまぼこ」

沖縄ではさまざまな地域で製造されている「かまぼこ」。八重山地方だと「八重山かまぼこ」と呼ばれます。通常かまぼこを作る際に卵白を用いますが、八重山かまぼこは全卵を使用。それによってより味が深く、歯応えがあり、しっかりとした味が特徴です。

1945年に石垣島で創業した「マーミヤかまぼこ」も八重山かまぼこを製造しています。初代の金城豊一さんとヨシさん夫婦で始め、地元でとれた魚を擦り、練り上げて作ったのが始まりです。

那覇にも出店している「マーミヤかまぼこ」/画像提供:マーミヤかまぼこ

長男のつよしさんが2代目として跡を継ぎ、この頃から機械化が進み、多くのお客様に食べてもらい石垣島を代表する食品に成長しました。

また、1986年に全国かまぼこ品評会において最高の栄誉である「農林水産大臣賞」を受賞。2001年にも同賞を受賞し、県内初の快挙を達成しました。

1986年に「農林水産大臣賞」を受賞した「ゴボー天」/画像提供:マーミヤかまぼこ

現在は3代目の有作社長が引き継ぎ、物産展やイベントなどにも積極的に参加して情報を発信、石垣島を代表する産品から沖縄を代表する産品を目指し、日々奮闘しています。今回は3代目の有作さんに「マーミヤかまぼこ」について聞いてみました。

「マーミヤかまぼこ」3代目の金城有作社長/画像提供:マーミヤかまぼこ

魚本来の味がうまく引き出せるよう製造にこだわりが!

「マーミヤかまぼこ」では主に白身魚であるスケソウダラやイトヨリダイなどが使われています。スケソウダラはかまぼこに欠かせない滑らかな食感を引き出すのに北海道産やアラスカなどの北の海からのものを使用しているとのこと。また、イトヨリダイは歯応えを出すために使用しているそうです。

ちなみに本土のかまぼこでも白身魚が用いられていますが、赤身魚だと繊維が太かったり多かったりするので、かまぼこにするのにあまり適していないと教えてくれました。

製造にはこだわりを持っており、通常のかまぼこ店と大きく異なるのは、前工程は機械で大きな種を作り、その後の工程は完全に手作業で、一つ一つ丁寧に作っているそうです。特に練り込む作業にしっかりと時間をかけ、魚本来の味をうまく引き出しています。後は、作り手の“愛情”もこだわりの一つ!だそうです。

石垣からも那覇からもスタッフが愛情を込めておいしいかまぼこを作っています/画像提供:マーミヤかまぼこ

「かまぼこ」は全年代にとって体にいい“優等生”

効能について尋ねると、「たんぱく質!」と即座に答える有作社長。かまぼこには魚肉たんぱくが含まれ、中性脂肪軽減、脂肪燃焼促進、コレステロール低減、血圧上昇抑制、抗酸化機能など、かまぼこのさまざまな機能が実証されています。有作社長は「お子さんからお年寄りまで、全年代の方に良い食べ物です」とおすすめしてくれました。

「マーミヤかまぼこ」の人気商品はこちら!

有作社長に人気商品を教えてもらいました。店を訪れた際は、ぜひ参考にしてみてください。

「ニンニク嫌いじゃなければ100%喜んでもらえる!」1番人気の「にんにくたらし揚げ」/画像提供:マーミヤかまぼこ

石垣島本店でも那覇店でも1番人気は「にんにくたらし揚げ」。生地にニンニクを練り込んで作ったかまぼこは、お酒のおつまみにぴったりで、「ニンニクが嫌いじゃなければ100%の確率で喜んでもらえる商品」と、自信を持っています。

そのほか、かまぼこの生地に人参とゴボウを混ぜて作った一口サイズのかまぼこ「たらし揚げ」や、「もずく天」「アーサ天」も人気だそうで、お酒のおつまみに最高なものとして「麻辣かまぼこ」、これからさらに人気が高まる「マーミヤ餃子」もおすすめとのこと。

マーミヤかまぼこがオリオンビールと絶対に合う理由とは?

有作社長は冷蔵や冷めてしまったものをおいしく食べる秘けつとして、温めることをすすめています。「マーミヤかまぼこ」は揚げかまぼこなので、熱を加えるとでき立ての食感が味わえるそう。

また、フライパンにバターを敷いて、きつね色になるまで炒めることで、新しい味わいが楽しめるそうです。バターとかまぼこの相性をぜひ試してみてください。

最後に有作社長は「オリオンビールに合うのはかまぼこだと張り切って皆さんに伝えたい!」と力を込めていいます。その理由はどちらも「沖縄の水」を使用しているから。地元で作られたオリオンビールとマーミヤかまぼこを味わいながら沖縄を感じてみてはいかがでしょうか。

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