沖縄で御朱印&御城印めぐり。神社や寺、お城を紹介

数年前から話題となり、ブームとなっている「御朱印巡り」。「御朱印」とは、神社や寺院を参拝した証やしるしとしていただく“参拝証明”のようなものです。

きっかけは2000年代に入ってから盛り上がりを見せた「パワースポット」ブームだといわれています。全国各地の神社仏閣に多くの参拝客が訪れるにつれて、御朱印の存在が広く知れ渡るようになりました。

年代や性別を問わず人気のある「御朱印巡り」。今回は、沖縄で御朱印をいただくことのできる神社や寺を一部紹介したいと思います。

波上宮(なみのうえぐう)

波上宮 御朱印

波上宮は那覇市若狭にある神社で、初詣や各神事において県民の拠り所となっている神社。ご祭神は、熊野三神の「伊弉冉尊(いざなみのみこと)」「速玉男尊(はやたまをのみこと)」「事解男尊(ことさかをのみこと)」です。

いただける御朱印は1種類。右上に「奉拝」、その下には「沖縄総鎮守」と入った葉の形印が押されています。中央には赤い「玻名城波上宮」印が押され、墨書きで「波上宮」と記載されて、その左側に参拝日が記載されます。

住所:沖縄県那覇市若狭1-25-11
アクセス:那覇空港から車で10分
営業時間:9:00〜17:00
電話番号:098-868-3697
ウェブサイト:波の上宮

沖宮(おきのぐう)

沖宮は那覇市の奥武山公園(おうのやまこうえん)内にある神社で、初め御祭神は霊木がまつられていたそうですが、現在、相殿中央には天照大御神(あまてらすおおみかみ)、相殿左に父母の御神、相殿右に三体の乙女大御神(おとめおおおんかみ)、熊野三神の「伊弉冉尊(いざなみのみこと)」「速玉男尊(はやたまをのみこと)」「事解男尊(ことさかをのみこと)」が祭られています。

いただける御朱印は複数あります(赤い印と記載の内容は同様ですが、デザインが違います)。右側に「遙拝」、左側に参拝日、中央には神紋と赤い「沖宮之印」印が押され、墨書きで「沖宮」と記載されています。

住所:沖縄県那覇市奥武山町44番地
アクセス: 那覇空港から車で第一鳥居まで10分
営業時間: 9:00〜16:30
電話番号:098-857-3293
ウェブサイト:沖宮

天久宮(あめくぐう)

天久宮 御朱印

那覇市泊にある天久宮は天女が降りた地とされており、「私は熊野権現である。衆生を利益(りやく)する為に現れたのだ。女人は、この国の守護神、弁財天である」との神託があったことから熊野三神が祭られています。

いただける御朱印は1種類。右上に「奉拝」と、左側に参拝日、赤字で「天久宮之印」と記載された印、墨書きで「天久宮」と記載されています。

住所:沖縄県那覇市泊3丁目19-3
アクセス: 那覇空港から車で10分
営業時間: 9:00〜17:00(社務所に書置き)
電話番号:098-863-3405
ウェブサイト:天久宮

安里八幡宮(あさとはちまんぐう)

安里八幡宮 御朱印

那覇市安里にある安里八幡宮は、第一尚氏第七代尚徳王により、1466年(明成化2年、文正元年)に創建され、応神天皇(おうじんてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)、玉依姫尊(たまよりびめのみこと)を祭っています。

また、安里八幡宮は“弓矢八幡”とも呼ばれ、「武の神様」として、スポーツの上達や安全、競技大会での勝利祈願をはじめ、学力向上、試験の合格、交通安全、犯罪防止、火災予防など、幅広いご加護をもたらしてくれる神様として多くの参詣者が訪れています。

いただける御朱印は1種類で、安里八幡宮でお参りの後、波上宮で拝受できます。右上に「奉拝」、左側に参拝日、中央には「安里八幡宮之印」と記載された赤い印、墨書きで「安里八幡宮」と記載されています。

住所:沖縄県那覇市安里3丁目19-14
アクセス: 那覇空港から車で20分
営業時間: なし(波上宮で拝受)
電話番号:098-868-3697(波上宮社務所と同じ)
ウェブサイト:安里八幡宮

識名宮(しきなぐう)

識名宮 御朱印(右側が書置き)

那覇市繫多川(はんたがわ)にある識名宮は、広々とした荒れ野原の洞穴にあった賓頭盧(びんずる)を深く信仰するとが始まりだといわれていて、「伊弉冉尊(いざなみのみこと)」「速玉男尊(はやたまをのみこと)」「事解男尊(ことさかをのみこと)」のほか、「午ぬふぁ神」と「識名女神」を祭っています。

いただける御朱印は2種類(手書きと書置き)あります。右側に朱文字で「琉球八社ノ一社」と参拝日が書かれ、中央には「識名宮」と記載された赤い雲のような模様の入った印、墨書きで「識名宮」と記載されています。左側には「沖縄県那覇市鎮座」記載があります。また、書置きは少しデザインが異なります。

社務所に職員不在の場合がありますが、17:00から30分間はおおむね対応可能とのこと。また、御朱印帳に記入をいただける場合と、書置きでの対応の場合があり、御朱印取得の難易度の高い神社とささやかれてます。

住所:沖縄県那覇市繁多川4丁目1−43
アクセス:那覇空港から車で20分
営業時間: 8:00〜18:00
電話番号:098-853-7225
ウェブサイト:識名宮

末吉宮(すえよしぐう)

末吉宮 御朱印

那覇市末吉にある末吉宮は、史料で尚泰久王の時代(1456年頃)に天界寺鶴翁和尚 (かくおうおしょう)が熊野三所権現「伊弉冉尊 (いざなみのみこと)」「速玉男尊 (はやたまをのみこと)」「事解男尊 (ことさかをのみこと)」を勧請し祭ったと伝えられています。

また、周囲には末社を始めイベと呼ばれる神聖な場所が多く点在し、この地が古くから信仰の対象として崇められ大切にされてきた様子が分かります。

御朱印は1種類で、末吉宮で参拝の後、波上宮で拝受できます。右上に「奉拝」、右下に「子方之神」(首里城の北側の神の意)、左に左側に参拝日、中央には「末吉宮印」と記載された赤い印、墨書きで「末吉宮」と記載されています。

住所:沖縄県那覇市首里末吉町1-8(末吉公園内)
アクセス: 那覇空港から車で25分
営業時間:なし(波上宮で拝受)
電話番号:098-868-3697(波上宮社務所と同じ)
ウェブサイト:末吉宮

普天満宮(ふてんまぐう)

普天間宮 御朱印(右側が書置き)

宜野湾市普天間にある普天満宮は、沖縄県中部最大の聖地として参拝者が多い神社で、建築関係諸祈願、結び(諸願成就)の神様として信仰されているのも特徴です。

創建については、普天満の洞窟に琉球古神道神を祭ったことに始まり、尚金福王から尚泰久王(1450〜1460年)の頃に、熊野権現を合祀したと伝えられています。

普天満宮の縁起伝承には、首里桃原に女神が出現され、後に普天満宮の洞窟に籠られた伝承や、洞窟より仙人が現れ「我は熊野権現なり」と示された伝承、中城間切安谷屋村の百姓夫婦や美里間切東恩納村の「当ノ屋(屋号)」に黄金(神徳)を授け苦難を救ったという伝承もあります。

いただける御朱印は2種類(手書きと書置き)あります。右側に「奉拝」、左側には参拝日が書かれています。中央には「普天満宮」と記載された赤い模様の入った印、墨書きで「普天満宮」と記載されています。また、書置きは少しデザインが異なります。

住所:沖縄県宜野湾市普天間1-27-10
アクセス: 那覇空港から車で35分
営業時間: 9:30〜18:00
電話番号:098-892-3344
ウェブサイト:普天満宮

琉球八社の一部の御朱印を紹介しましたが、沖縄には沖縄県護国神社や出雲大社沖縄分社、安國寺など、まだまだ数多くの神社やお寺があるので、お気に入りの場所を見つけて参拝し、御朱印を頂いてみてはいかがでしょうか。

城を訪れたときに入手できる「御城印」とは?

神社や寺院を参拝したときにもらえる御朱印ですが、お城には登城の記念となる「御城印」なるものがあることを知っていますか?

およそ30年前 1991年頃、長野県の松本城が販売を開始した「登閣記念証」が、御城印の先駆けだといわれており、現在は1000以上もの城が御城印を発行しています。 

沖縄でも世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」に登録されている首里城、今帰仁城跡、勝連城跡、座喜味城跡の御城印が誕生し、県内5グスク(5つの城跡)の御城印がそろいました。今回は一部の御城印を紹介します。

中城城跡(なかぐすくじょうあと)

中城城跡 御城印/©(一社)中城村観光協会

中城村で地元の宝である城(グスク)を通して、「お城や沖縄が好きな方々とつながりたい」という思いが込められた作品で、世界遺産登録20周年を祝おうと考えられ、2020年に沖縄県内で初めて発行した御城印です。

筆耕は中城村民限定で公募し、厳選された文字を採用しています。使用している紙は、手漉きで作られた琉球紙の一つ「三椏(みつまた)紙」で、一度途絶えた琉球王国時代の技法が再興され、受け継がれたものです。

史跡住所:沖縄県中頭郡中城村泊1258番地
アクセス: 那覇空港から車で45分(一般道路のみ使用)
営業時間:8:30〜17:00 (5月〜9月は〜18:00)
電話番号:098-935-5719
ウェブサイト:中城城跡

首里城(しゅりじょう)

首里城 御城印

首里城の新たな魅力発信と沖縄の観光振興に寄与するために製作された御城印です。中央の「首里城」と書かれた題字は、書をこよなく愛したことで知られる尚育王(第二尚氏王統第18代国王)の遺墨を参考にしています。

印影は琉球王国の統治組織である首里王府の公印「首里之印」を再現し、正殿(イラスト)の色は、令和の復元で使用される予定の久志間切弁柄の色をイメージしています。

台紙には中城城跡と同じく、首里城下工房蕉紙菴で作られた「三椏(みつまた)紙」を使用しています。

住所:沖縄県那覇市首里金城町1-2
アクセス: 那覇空港から車で25分
営業時間:(無料区域)8:30〜18:00
     (有料区域)9:00〜17:30
電話番号:098-886-2020
ウェブサイト:首里城

そのほか、今帰仁村の今帰仁城跡、うるま市の勝連城跡、読谷村の座喜味城跡の城跡でも、それぞれ魅力的な御城印を入手することができます。三山鼎立時代の歴史から琉球王国時代まで城跡・史跡巡りを楽しみつつ、旅の記念に沖縄の「御城印」集めてみませんか?

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