IPAって?IPAの味の特徴、歴史、美味しい飲み方をしっかり解説

近年、クラフトビールのお店に行くと必ず目にする「IPA」の文字。
ですがIPAとは何なのか、イマイチ分かっていない方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんなIPAの味の特徴や歴史、美味しい飲み方・オススメおつまみなどについて詳しく解説します!

IPAってどういう意味?

まずは、言葉の説明から。
IPAとは、「India Pale Ale(インディア・ペールエール)」の略、つまり俗に言うペールエールの一種です。

イギリス発祥のビアスタイル、ペールエールはその伝来の仕方により、三派に分けられます。

まず、本家イギリスで継承される「イングリッシュ・ペールエール」。
そして、アメリカに渡った「アメリカン・ペールエール」。
最後に、18世紀当時イギリスの植民地だったインドに渡ったペールエールがこの「インディア・ペールエール」です。

香り豊かで味わい深いビールを作るエール酵母を使ったビールで、当時流通していた色の濃いビールに比べて色が淡い(=ペール)のが特徴。
かつて世界中で大流行したアメリカン・ペールエールに代わり、近年のクラフトビール人気によって、今や世界で最も飲まれていると言っても過言ではないビアスタイルです。

IPAの歴史と発祥

インディア・ペールエールは、普通のペールエールを船でイギリスからインドへ送った際、腐ってしまって飲めなかったことがきっかけとなり、開発されたビアスタイルと言われています。
ある会社が普通よりも「ホップ」とアルコールを大量にビールに投入したことで防腐作用が働き、インドに届いた際も美味しく飲めた、というのは有名な話です。
そのため、IPAはアルコール度数5.5~7.5%、ホップの苦みも通常よりも高いビールとなっています。

IPAの味の特徴

IPAの味の特徴を一言で表すなら、「とにかくホップ」。
ビールの原材料の一つ「ホップ」を大量に使用したIPAは、ホップの「香り」と「苦味」を鮮烈に味わうことができます。
若葉のように瑞々しい香りのIPAや、フルーツの香りのIPAまで、銘柄により香りの特徴は様々。

また通常のビールと比較して、かなり強い苦味があるため、その苦味がクセになりハマってしまう人が多いビアスタイルです。
クラフトビール好きの中には、IPAきっかけの人も少なくありません。飲みやすいというより、ガツンと個性的なビールが好きな人にオススメのビアスタイルと言えます。

IPAの美味しい飲み方

IPAの独特の強い苦味とホップの香りを十分に味わうなら、ぜひ泡立ちが長く続く「専用グラス」で飲むことがオススメです。
ビアパブなどで一般的に使用される「パイントグラス」などで飲むとせっかくIPAの個性が無くなり、退屈な味わいになってしまいます。グラスの先がすぼまっているものは、開いているものに比べて、よりしっかりとフルーティーなアロマを捕まえてくれますよ。

美味しく飲める温度は「少しぬるい」程度

また、「キンキン」にして飲むことの多いラガービールに比べて、IPAは少しぬるいくらいでも美味しく飲めます。
それは、ペールエールの特徴であるホップの香りが、温度が上がることでより華やぐから。ゆっくり飲みたい時にオススメです。

まとめ

いかがでしたか?
いまいちピンと来ていなかったIPAの意味や歴史が、お分かり頂けたのではないでしょうか。
ぜひ皆さんも、本記事を参考にお好みのIPAビールを見つけてください!

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強い苦味と香りが特徴のIPA(インディアペールエール)スタイル。こだわりの5種のアメリカ産ホップを贅沢に使用し、名護産のシークヮーサーも加えることで、上質な苦味とともに柑橘系の華やかな香りが広がる味わいに仕上がりました。

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