ビール工場見学&出来たて試飲が楽しい。オリオンハッピーパーク

オリオンビール工場見学施設「オリオンハッピーパーク」は、新型コロナウイルス感染症対策を行いながら営業再開しています。

「オリオンハッピーパーク」は名護市許田インターより約10分の場所にあり、オリオンビールの製造工程の見学と出来立てのオリオンビールが楽しめる観光スポット。知的好奇心が満たされる製造工程見学と、各所に散りばめられたフォトスポット、そして何より出来立てのオリオンビールが味わえることから、県内外の人が訪れる人気スポットです。

今回は、沖縄在住のお酒大好きライター・ミヨシがオリオンハッピーパークを初体験! オリオンハッピーパークの魅力と楽しみ方を、コロナウイルス対策のソーシャルディスタンスVer.でご紹介します。

※新型コロナウイルス感染対策に関する取り組みは、こちらをご参照ください

工場見学でオリオンビールの魅力を再発見

昭和32(1957)年、沖縄で誕生したドラフトビール「オリオンビール」を製造販売するオリオンビール株式会社。「オリオンハッピーパーク」では、沖縄中に『うまい!』を届けるため、日々休むことなくオリオンビールが製造されています。

所要時間は約60分と、気軽さも魅力です。(見学35分、ギャラリー見学含む。試飲20分)

※現在は新型コロナウイルス対策のため見学回数を10回/日に減少して営業。

まず受付を済ませ、以下の順路でスタッフの案内を受けながら見学します。

①原料・粉砕 ②仕込 ③発酵 ④貯酒 ⑤ろ過 ⑥ビン詰 ⑦たる詰 ⑧缶詰 ⑨試飲

では早速、スタッフさんにご案内していただきましょう!今回案内してくれるのは、笑顔が素敵なこの方です!

後ろにある釜は、昭和30年代の創業時に使われていたビールの仕込み釜

今回案内してくれたのは「龍田真歩(たつたまほ)」さん。(撮影の瞬間だけマスクをはずしていただきました。)

それでは龍田さん、よろしくお願いします!

龍田さん「よろしくお願いします」

スタート地点にひっそりと掲げられた「オリオンビールの世界へようこそ」にテンションが上がりつつ、まず最初に、見学工程の説明からはじまります。

イラストでわかりやすく描かれているボードで龍田さんが説明。どんな順番でオリオンビールが作られているのか、そしてどんな順番でどんなものを見ることができるのかを教えていただき、わくわく感が高まります。

説明を聴く際は、ソーシャルディスタンスをとる位置があらかじめ決められているので安心です。

お話を伺うと、お酒大好きな大人がたくさん訪れる施設かと思いきや、小さな子ども連れのお客さんも多いのだとか。子どもは見学を楽しみ、大人はビールを楽しめるから、みんながハッピーになる観光になるのだそうです。

それではスタートしましょう!まずは原料・粉砕ゾーンへ。

原料・粉砕ゾーンで、新商品誕生秘話も?!

ビールづくりの主な原料は、麦芽とホップと良質な水。オリオンビールでは世界各地より厳選したものを取り寄せているそうです。

沖縄県伊江島産大麦を使用し、リニューアルした「オリオン・ザ・ドラフト」が2020年6月に新発売しましたが、実はこの話、とてもメモリアルなストーリーがあるそうで。

かつて伊江島産の小麦とコラボしたことがあったそうなのですが、その際に伊江島農家さんと「いつか一緒につくりたいね」という話になったのだそう。その後、伊江島農家さんが大麦の栽培に成功し、今回「オリオン・ザ・ドラフト」が誕生したのです。とても素敵なお話ですね。

そして正面のガラス張りの窓から見えるのは、工程②の仕込み釜。

伊江島産大麦を使用したドラフトですが、製造面ではこれまでのドラフトに比べ、1.2倍の長期熟成を取ることで雑味のない旨味と熟成した味わいを実現しているとのこと。早くも試飲が楽しみになってきました。(ごくり)

さて続いては工程③④の「発酵&貯酒」ゾーン。

次のゾーンへ移動するエスカレーターでも、しっかり距離を取って

オリオンビール◯◯◯年分?!発酵&貯酒ゾーン

あいにくの天候で少々わかりづらいのですが、冷却した麦汁に酵母を加え、この貯酒タンクの中で発酵させます。

ライター・ミヨシ「中にビールはどれくらいの量入るのでしょうか?」

龍田さん「350ml缶を1日1本飲んだとして、飲みきるまでに1500年かかるほどの量が入っています」

ライター・ミヨシ「1500年!!(一家に一台欲しいやつですね・・?)」

そして発酵の様子がわかる映像も流れていました。こちら顕微鏡で見た映像らしく、上に書かれている数字は発酵番号で「75−0140(ナゴ−オイシイオリオン)」という語呂合わせになっています。

そしてその後向かったのは「ろ過」ゾーン。

すっきりクリアな生ビールに欠かせない「ろ過ゾーン」

ろ過することで、すっきりとクリアなビールが仕上がるのだそうです。

そして実はこちらのゾーン、全体が沖縄の海をイメージして作られているそう。白い壁は砂浜を、青い床は海を、ピンク色はサンゴ礁、オレンジ色はイソギンチャクをイメージしているのだと話してくれました。

ビールの樽!ものすごい量です

窓から飲食店向けのビールの樽の山を見ることができます。遠くから眺めるとまるでパチンコ玉のようにぎっしりと敷き詰められた銀色・・・。こんなに大量のオリオンビールが県内外に出荷されていると思うと、少し感慨深いような。

ちなみにオリオンビールの製造で発生する廃棄物は完全リサイクル100%! 細かく設定されたリサイクル方法を知ることができるゾーンも用意されていました。

何がどのようにリサイクルされているかを詳しく説明してもらうことで、改めて環境に優しいオリオンビールがもっと好きになりました。

そして最後に瓶詰めと缶詰ゾーンへ。

1分で何本詰められる?瓶詰め&缶詰ゾーン ここでしか見られない秘蔵映像も

きれいに整列して流れていく缶ビールたち

この日は缶詰ゾーンが稼働中! 「ザ・ドラフト」の缶が次々と流れていきます。工場の内部がとてもきれいで、ぼーっと眺めているだけで楽しい風景でした。

そしてフォトジェニックかつ驚きのオブジェが。

よく見ると、全部350mlのオリオンビールの缶なんです

この「1分」というのは、1分間でこれだけの量の缶を詰めることができるという意味だそうです。ちなみにその数1200缶。このインパクト溢れる光景に、ほとんどの人がここで記念写真を撮られるそうですよ。

1分間の勲章に驚いた後は、ここでしか見られない秘蔵映像を観賞。(こちらのみ撮影NG)

他では見ることができないので、ぜひ実際に目で見てくださいね!

さて、見学がひと段落したら、お楽しみの生ビールタイム!試飲のわくわく感を高めるかのように、通路の壁紙が賑やかになってきました。

実はこの通路、ビール気分を盛り上げてくれる粋な計らいがもうひとつ。なんと人が通るごとにセンサーが反応し、突然頭上から「プシュッ」「シュワシュワ〜」「あり乾杯♪」などの音が聞こえてくるのです。さすが、ビール好きの気分を盛り上げることに抜かりがありません。

そして試飲会場到着前には、オリオンビールの歴史を感じさせるギャラリーが。

オリオンビールの歴史を感じるギャラリー&まちやぐぁ

オリオンビールの歴史や今はなきパッケージを見ることができ、ここにくるまでに刻んできた爪痕を垣間見ることができました。

お気に入りのデザイン探しも楽しめます

そしてもうひとつ、とっておきのフォトスポットが。

こちらは昭和40年代の「まちやぐぁ」(沖縄の方言で「商店」を指す)を再現したオブジェ。オリオンビールの創業当時は、小さな商店に社員が一軒一軒回り、販路拡大に努めたという歴史があることから、オブジェが作られたのだそうです。

かなり味のある風貌に、思わずたくさん写真を撮りたくなる場所。ギャラリーとまちやぐぁオブジェは普段、入館時の待合場所として活用されているそうなのですが、現在は入館人数が制限されているため、待合場所を活用するのはもう少し先になりそうですね。

さてさてギャラリーで歴史を感じた後は、お待ちかねの試食会場へ。

至福の試飲タイム!

現在はソーシャルディスタンスバージョンで席数を少なくし、試飲のみに利用

こちらで“ビールを注ぐのがとても上手い店員さん”が出来立てオリオンビールを注いでくれます。お酒を飲まれない人はノンアルコールビールかソフトドリンクが用意されています。

注ぎ方も美しくて、ついじっと見つめてしまいます。

(ごくり・・・)

完成!黄金色に輝く生ビールに、ついつい拍手してしまいました

やはり出来立ての入れ立て、美しいフォルムとクリーミーな泡がとっても魅力的!さっそくいただきましょう!

ソーシャルディスタンスでかんぱ〜い!
今日イチいい笑顔に!

ぷは〜♡幸せです。最高ですね。

クリーミーな泡に、雑味の一切ないクリアな味わい、そして乾いた喉をぐんぐん潤す細かい炭酸たち・・・。非の打ち所がない美味しさに、心も体も満たされていきます。

おつまみまでいただいちゃって、いいんですか。

出来立ての味わいもしかり、やはり工場で実際にビールが作られている工程や歴史を見たり聞いたりし、こだわりを知った後のビールはやはり驚くほど美味しい。

会話と工場の余韻を楽しみながら、一滴も残さず飲み干させていただきました!

しっかりと距離が保たれているので、マスクなしでも安心してビールを楽しむことができました

オリオングッズが勢揃い!充実のショップでお買い物

美味しいビールを堪能した後は、今日1日で大好きになったオリオングッズを買って思い出作りを。ショップではTシャツや文房具、タオルやキーホルダーなど、様々なオリオン商品が販売されています。

約60分で見学できる気軽さに対し、満足度はかなり高いオリオンハッピーパーク。最後に今回案内してくれた龍田さんに、オリオンハッピーパークの「笑顔になれるスポット」を紹介していただきました!

スタッフに聞いた!「笑顔になれるスポット」紹介

オリオンビール株式会社のコンセプトは「人を、場を、世界を、笑顔に。」

オリオンハッピーパークで働く龍田さんは、どんな時に、どのスポットで笑顔になるのでしょうか?早速伺いました!

Q,笑顔になれるスポットはどこですか?

龍田さん「断然、試飲コーナーです(笑)。お客さんが待ってました!とはしゃいでくれる姿を見て、わたしも嬉しくなりますし、美味しい出来立て生ビールを早く飲んで欲しいなって思います」

Q,笑顔になれる瞬間はどんな時ですか?

龍田さん「試飲前の笑顔も嬉しいんですが、やっぱり飲んだ後の笑顔を見るのも、最高に嬉しいです。わたしは働き始めてからビールの味の違いがわかったので、違いに気づいてもらえるとやったー!と思います」

やはり、試飲コーナーは相当みなさんわくわくされる様子。お客さんが喜ぶスポットで、やはりスタッフも嬉しい気持ちになると笑顔で話してくれました。

ぜひみなさん、美味しい生ビール目当てに、オリオンハッピーパークに足を運んでみませんか?

◎オリオンハッピーパーク公式ページはこちら


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