沖縄料理に欠かせない「チャンプルー」5選 意外と知らないその由来とレシピもご紹介します!

沖縄料理の定番「チャンプルー」って実は奥が深いんです…

沖縄の居酒屋や食堂の定番メニューとしてもおなじみで、スーパーマーケットやコンビニでもお惣菜として販売されている沖縄料理の代表格「チャンプルー」。そのバリエーションはとても豊かで、全国的にも有名な「ゴーヤーチャンプルー」をはじめ、島豆腐、車麩、パパイヤなど、沖縄ならではの食材を使うものから、そうめん、もやしなど手軽に買える食材で作れるものまで、多彩なメニューがそろっています。

今回は、おかずに、おつまみに欠かせない沖縄の5つの「チャンプルー」をレシピと共に紹介します。サッと簡単に作ることができてアレンジもしやすいので、お好みの具材や味付けで、オリジナルの「チャンプルー」を作ってみるのも楽しいですよ!

そもそも「チャンプルー」って何だろう?

沖縄の炒め物は材料や調理法により呼び方もさまざま

沖縄では方言「チャンプルー」という言葉を”混ぜる” ”取り入れる”といった意味で使われることが多く、島豆腐と季節野菜の炒め物のことを主に「チャンプルー」と呼び、豆腐を使わない炒め物は「タシヤー」、油で炒めだしで煮る炒め煮は「イリチー」と呼ぶなど、材料や調理法によって名称が変わる場合があります(諸説あり)。

食堂の定番メニュー「チャンプルー」は沖縄文化の象徴!

また、沖縄は琉球王国時代から、東南アジアや中国などの影響を受け、戦後にはアメリカの文化も身近になりました。さまざまな国の文化を取り入れながら独自に生み出した沖縄の文化は「チャンプルー文化」と呼ばれています。「チャンプルー」は沖縄の日常に欠かせない料理、そして大切な文化の一つでもあります。

チャンプルーの王道といえばこれ!「ゴーヤーチャンプルー」

苦味とうま味の相乗効果で絶妙の味わいとなる「ゴーヤーチャンプルー」/©OCVB

ビタミンCやミネラルが豊富な沖縄の夏野菜「ゴーヤー」に島豆腐、卵を加えて炒めた「ゴーヤーチャンプルー」は、言わずと知れた沖縄料理の代表格。

夏野菜の王様「ゴーヤー」は夏バテ防止や美容への効果も/©OCVB

「ゴーヤー」には独特の苦味がありますが、島豆腐や卵、削り節などを加えることで和らぎます。さらに豚肉やポーク缶を加えるとより食べやすくなり、ボリュームもアップ! ゴーヤーに含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくいため、「ゴーヤーチャンプルー」は美容や健康を気にする人に最適のメニューです。

→「ゴーヤーチャンプルー」のオリジナルレシピはこちら

もちフワ食感がくせになる「麩チャンプルー(麩ーイリチー)」

そのおいしさにハマる人も多数の「麩チャンプルー」

麩とキャベツ、ピーマン、ニンジンなどお好みの野菜の炒め物で、沖縄では主に「車麩(くるまふ)」を使いますが、用意が難しい場合は一般的な「焼き麩」で代用が可能です。麩は事前に卵液に浸しておくのがポイント。卵液を絡めることで炒めても崩れにくく、外は香ばしく、中はもちフワの食感に仕上がります。

沖縄ではおなじみの「車麩」はタンパク質が豊富/©OCVB

また、保存性に優れた乾物の麩は、戦後の沖縄では貴重なたんぱく源であったとされています。野菜と炒めることでさらに栄養価が高まった「麩チャンプルー」は先人の知恵が詰まった沖縄料理の一つ。沖縄旅行で見掛けた際は、そのおいしさをぜひ味わってみてください。

→「麩チャンプルー」のオリジナルレシピはこちら

そうめんを1年中おいしく食べたいなら「ソーミンチャンプルー(ソーミンタシヤー)」がおすすめ!

台風時に登場する沖縄の家庭料理「ソーミンチャンプルー」

硬めに茹でたそうめんに、ツナ缶、サバ缶、ポーク缶などの缶詰とネギ、ニラなどの野菜を加え炒めた「ソーミンチャンプルー」。そうめんといえば、夏場につゆを付けて食べる物をイメージすることがほとんどだと思いますが、沖縄では季節を問わずチャンプルーにして食します。

残ったそうめんをおいしくリメークしてみませんか

そうめんも缶詰も保存できる常備食なので、沖縄では台風の停電時に食べる家庭料理としてもおなじみです。素材をアレンジして、中華風や洋風などの味付けにしてもおいしく食べられますので、夏のそうめんが残っていたらぜひ「ソーミンチャンプルー」を試してみてください。

→「ソーミンチャンプルー」のオリジナルレシピはこちら

うま味が染みた島豆腐は格別!大人も子供も大好きな「豆腐チャンプルー」

香ばしい焼き目が付いた「島豆腐」が食欲をそそる「豆腐チャンプルー」/©OCVB

「豆腐チャンプルー」は、通常の絹豆腐や木綿豆腐より堅めに仕上げられた沖縄の「島豆腐」がメイン。ニンジン、ニラ、モヤシ、キャベツなどの野菜や豚肉、ポーク缶などと炒めた「島豆腐」は、具材のうま味が染み込み、ご飯のお供に最適! 子供からお年寄りまで沖縄の全ての世代から愛されているチャンプルーです。

大豆の風味が豊かな「島豆腐」はチャンプルーに欠かせない/©OCVB

水分が少ない「島豆腐」は炒めても崩れにくく、チャンプルーには欠かせない食材ですが、手に入らない場合は下ごしらえした木綿豆腐でも代用可能です。(→下ごしらえの仕方はこちら)

おいしくヘルシーな青パパイヤをもりもり食べよう!「パパヤーチャンプルー(パパヤーイリチー)」

沖縄に来たからには味わって欲しい「パパヤーチャンプルー」

「パパヤー」とは沖縄の言葉で果物の「パパイヤ」を指します。沖縄では黄色く熟する前に収穫した「青パパイヤ」を野菜として食べることがほとんどで、千切りにして、ツナ缶、ポーク缶などと炒めて「パパヤーチャンプルー」にします。

沖縄では野菜として食べられることが大半の「パパイヤ」/©OCVB

「青パパイヤ」は臭みが少なく食べやすい上、ビタミンA、カリウム、カロテンの他、脂肪やタンパク質を分解する「パパイン酵素」が含まれる健康野菜。シャキシャキした食感で味が染み込みやすく食べ応えがありますが、低カロリーなのでダイエット中の人にもおすすめです。

→「パパヤーチャンプルー(パパヤーイリチー)」のオリジナルレシピはこちら

参考サイト:沖縄観光情報WEBサイト おきなわ物語農林水産省公式サイト 見てみよう!日本各地の郷土料理

参考文献:「沖縄食材図鑑」(楽園計画)、「沖縄の食文化」(新星出版)、「チャンプルーとウチナーごはん」(沖縄タイムス社)


オリオンビール公式通販で、ご自宅でも沖縄気分をお楽しみください。

ご家庭でも沖縄気分を味わいませんか? オリオンビール公式通販なら、沖縄県外では手に入りにくいオリオンビール商品やオリジナルグッズ、沖縄県産品を取り扱っています。8,000円以上の購入で全国どこでも送料無料。

友だち限定のお得な情報も届く♪オリオンビールLINE公式アカウントを友だち追加しよう。
友だち追加